アトリエ訪問Vol.4

こんにちは。「Colors of KCUA2011」企画メンバーの増田です。
真面目な話をすると、「地域系アートプロジェクトの評価」について研究しています。ま、たまにですけど。
どうぞよろしく☆



さあさあ、出展作家のアトリエ紹介ですよー!
お次は、漆工の谷川さんのアトリエです。


漆工のアトリエは、油画のアトリエとはちょっと離れています。
専用の道具があったり、作品を乾かす小部屋みたいなものがあったり、雰囲気も油画棟とは違いますね。
そして谷川さんの作品は、お部屋の真ん中に置かれていました!


もう既に漆が塗ってあって、その上に水を張った洗面器や雑巾、砥石、ヤスリなどが乗っています。
まさに「制作中!」という感じ。



「川の水面の写真をトレースして、彫刻刀で彫ったものに、漆を塗ってるんです。」と、谷川さん。


水面のキラキラしたイメージと、磨き上げられた漆のつやつやしたイメージ。確かに重なるものがあります。


谷川さんは今年の作品展で、人間の瞳と漆で作った瞳を対比させる作品を作っていました。本当に人間の瞳くらいにつるっとした表面にするためには、気の遠くなるような磨きの行程を必要とするらしいです。



今の状態ですでに完成に近いように見えますが、これからまだまだ時間をかけて漆の光沢を出していくんですね。


今はまだ曇りガラスのような表情をしていますが、8月にはどのくらい透明感のある作品になっているのでしょうか?






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