アトリエ訪問Vol.5
こんにちは。「Colors of KCUA2011」企画メンバーの増田です。
芸研留年組の期待のホープです。
どうぞよろしく☆
日は変わって、またまたアトリエ訪問をしました。
で、今日は染織の國政君のアトリエについてご紹介しようと思います。
國政君は@KCUAの難展示室(?)、入ってすぐの吹抜け空間に展示をしてくれます。染織専攻とは言いつつも、素材はファイバーではではなく、チューブや結束バンドを用いた立体作品です。
入るや否や、部屋の半分くらいが國政ワールドで埋め尽くされています。
國政君はこの時点で2つも3つも展覧会の予定を抱えていましたので、机には梱包を待つばかりの新作が並んでいたわけですね。
なんだか色合いがレゴブロックみたいで、そこはかとなく楽しげな、そして混沌とした空間になっています。
壁の方には円筒形の2対の作品が立てかけられていました。ちなみに大きさは2m以上。結構大きいです。
こちらの展示の方法は、まだ色々考え中なのだとか。
その後芸研メンバーは彼の新作について、「結束バンドの先っぽが出てきたのは新しい展開ですね」とか「今までの作品は空間を横断するような仕掛けになっていたけど、今回は彫刻的な感じになってますね」とか、色々な話で盛り上がりました。
カラーズの展示では、全く新しいものを作る予定とのこと。
國政君、やる気十分ですね!@KCUAの難展示室をどう料理してくれるのでしょうか。。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アトリエ訪問Vol.4
こんにちは。「Colors of KCUA2011」企画メンバーの増田です。
真面目な話をすると、「地域系アートプロジェクトの評価」について研究しています。ま、たまにですけど。
どうぞよろしく☆
さあさあ、出展作家のアトリエ紹介ですよー!
お次は、漆工の谷川さんのアトリエです。
漆工のアトリエは、油画のアトリエとはちょっと離れています。
専用の道具があったり、作品を乾かす小部屋みたいなものがあったり、雰囲気も油画棟とは違いますね。
そして谷川さんの作品は、お部屋の真ん中に置かれていました!
もう既に漆が塗ってあって、その上に水を張った洗面器や雑巾、砥石、ヤスリなどが乗っています。
まさに「制作中!」という感じ。
「川の水面の写真をトレースして、彫刻刀で彫ったものに、漆を塗ってるんです。」と、谷川さん。
水面のキラキラしたイメージと、磨き上げられた漆のつやつやしたイメージ。確かに重なるものがあります。
谷川さんは今年の作品展で、人間の瞳と漆で作った瞳を対比させる作品を作っていました。本当に人間の瞳くらいにつるっとした表面にするためには、気の遠くなるような磨きの行程を必要とするらしいです。
今の状態ですでに完成に近いように見えますが、これからまだまだ時間をかけて漆の光沢を出していくんですね。
今はまだ曇りガラスのような表情をしていますが、8月にはどのくらい透明感のある作品になっているのでしょうか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アトリエ訪問Vol.3
こんにちは。「Colors of KCUA2011」企画メンバーの増田です。
芸研のperfumeとは私のことです。
どうぞよろしく☆
前回に引き続き、お次は油画の西村知子さんのアトリエ紹介。
実はお三方とも油画専攻の修士課程なので、お部屋がとってもご近所なのですね。
西村さんは2F奥にある部屋で、インスタレーション作品を展示される予定です。
(左のまぶしい笑顔の女性が西村さん。右で腰痛そうにしてるのが、企画メンバーの山下君。)
おー、何か粘土があります。
そういや油画棟なのに西村さんも角田さんも野原さんも絵を描いてそうな痕跡がないですね。
自由な校風です。
さらにアトリエ内に接近。
段ボールに詰まった、白い物体。これは何でしょう?
骨っぽくも見えますが、白い布のようなものがついています。
今の京芸生さんなら「あっ、見たことある!」と言う方が多いのではないでしょうか。
実はこれ、彼女が今年の作品展に出していた作品と同じ形状のものなのです。
骨っぽく見えるものの素材は陶器で、模様のような形をしています。末端には2本の細布がついていて、展示すると全体が何かの装飾品のように見える、不思議なオブジェです。
彼女は現在、このオブジェをさらに増殖させています。
作品展では野外にこれを吊るしていましたが、今回は@KCUAのギャラリーCで、全く違った見せ方に挑戦されるようです!展示の方法で空間の雰囲気がガラッと変わりそうですね。
しかも観客の方にも嬉しい「何か」があるかも…?
是非見に来て下さいね!
ーーーーーーーーーーーーー
アトリエ訪問Vol.2
引き続き、カラーズ展企画メンバーの増田です。芸術学研究室の窓際族です。
どうぞよろしく☆
それはさておき、アトリエ訪問Vol.2ですよっ!
次は油画専攻、角田さんのお部屋を訪問。
角田さんは、1Fの一番広い部屋の一番奥で、機械などを使ったインスタレーションを展示する予定です。
それでは、アトリエに侵入。
わーお。
アトリエも部屋の一番奥で、機械などを使ったインスタレーションを展示しているのですね!
(と、上手いこと思ったのは増田だけでしょうか。)
これは野原さんとは打って変わって、個性的なお部屋ですねぇ。楽器とかコードとか、メカ類が所狭しと配置されています。
早くも雰囲気たっぷりです。
足下にはでっかいアンプが。作品に使ってたやつでしょうか。これで音楽とか流しながら制作したら贅沢ですね。
さらにアンプの向こうには、角田さんお手製の動くオブジェ(?)が。もはや扇風機としての役割を果たさない扇風機に、ベニヤ板が取り付けられています。ベニヤ板の先には鉛筆が固定されてますね。何でしょうこれは。
スイッチを入れると…
おおおおおおおおぉお!!(一同騒然)
扇風機の首振りとベニヤ板のカーブによって、鉛筆が意外な図形を描き始めました!
何回やっても、鉛筆は普通に弧を描かないんですね…
奇妙な鉛筆の走り方に、しばし時間を忘れて見入るメンバー。
じっと見てると、愛着さえ湧いてきました。不思議です。
この他にもアトリエ・角田には不思議なオブジェが沢山ありました。
そういえば角田さんの作品は、意外性を感じるものが多いように思います。
踏んでみて「わぁっ!!」とか、近づいてみて「おお…!」とかいう。
ちなみに今年の作品展の作品は前者の方でした(笑)
カラーズの展示でも、メカメカで不思議な空間を作ってくれるみたいですよ!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
アトリエ訪問Vol.1
こんにちは、「Colors of KCUA2011」企画メンバーの増田です。カラーズ展以外では、芸術学研究室の修士2回生だったりします。
どうぞよろしく☆
さてさて、大学生のみなさん。
テスト週間に入り、歓喜したり涙したりしている今日この頃なのではないでしょうか。
企画メンバーはテスト週間に入り、涙したり、涙したり、カラーズ展のチラシを新しく作ったり、座談会の形式を考えたり、作家さんと連絡とったり、ポートフォリオ作ったり、涙したりしています。
気づけばカラーズ展開催まであと3週間…!!アンビリーバブル!!
それはさておき、今日は作家さんのアトリエの様子と近況をお伝えしてこうと思います。
先日(だいぶ先日)、企画メンバー数名で作家さんの制作現場にお邪魔してきました。
実は、企画メンバーと作家さんは、同じ京芸でも研究室の場所が全く違うのです。なので「作品は知ってるけど、どこでどんなふうに作ってるのか知らない」なんてことも。せっかく同じ学校にいるのだから、制作の様子を見せてもらわないのは損ですよね。
というわけで、諸々の打ち合わせも兼ねて、アトリエ訪問開始です!
まずは、油画の野原さん。
野原さんは13、14、20日の3日間、@KCUAの2Fでワークショップをします。
驚き盤(フェナキストスコープ)の原理を使って、人形のアニメーションを作るワークショップだそうです。
それでは、早速アトリエ拝見。
手作りっぽい机と白い壁、Macのノートパソコンがとってもイイ感じです。デザイナーさんの事務所っぽい感じもしますね。壁には何枚かのエスキースらしき紙が貼ってあります。
左側に貼ってあるのが今回のワークショップの構想で、右の壁にあるのが普段の制作のドローイングのようです。
さらに近づいてみます。
驚き板の、細かい設計が描かれています。よく算数の割り算で見たような図とか、メリーゴーランドのような絵も……。なんだか準備が大変そうですが、大丈夫でしょうか?
「実現可能であれば、準備の手間とかは気にしないです。でも、子どもたちに『やらせてる感』を与えたくない。自分の譲れないポイントもあるし、どうやったら子どもたちに楽しんでやってもらえるかが難しいです。」
と話す野原さん。
ワークショップは、普段の制作以上に様々な条件が絡んできます。参加人数や、対象年齢、材料費、参加者が楽しめる活動と作家のやりたいこととのギャップもあります。野原さんも、何度も何度も案を練っているみたいです。一体どんなワークショップが出来上がるのでしょうか?