搬入ですよ!

2011年8月8日、快晴。

いよいよ今日は搬入の日です。

ちょっとウキウキして夜更かししちゃった増田ですが、きちんと遅刻せずに集合しましたよ!!


朝8時半に大学へ集合し、朝の日差しを浴びながら荷物の山を囲んでワイワイしだす企画メンバー。準備の早い作家さんも、既に集まっておられました。絶対連日の徹夜で(作家さんの表情が)大変な事になってると思ってたのですが、案外そんな感じもなく、皆様お顔が爽やかです。


9時にトラック2台、乗用車2台が到着。積み込み第一弾です。

いや〜、良いお天気。汗がほとばしります。
500mlのお茶がそのまますぐ汗になりそうな暑さです。

トラックにも常用車にも、荷物と人を積めるだけ積んで@KCUAギャラリーへいざ出発!






そして1時間後。



早くも山場を迎えています…!!

出展作家、谷中さんの巨大岩降ろし。三又という工具を立てて、その中心部から岩石を吊るして、
トラックから降ろしているのです。×2。(かけることの2回)
何か岩の上からグリーンが芽吹いてますね。このグリーンの物体、今回のカラーズ展で一番手のかかる素材だと言われています。
手のかかる子ほど可愛いとはよく言いますが、手がかかってもいいから頼むから会期中は腐らないでくれと願ってしまいますね。







こちらは一足先にギャラリー内へ運び終わった、日本画の服部さんです。

…って、あれ?


あ、いや。
よくありますよねこういうこと、分かります。

大丈夫です。
私たち企画メンバーも、@KCUAギャラリーの事務室にて現在進行形でキャプション作ったりしてますから。
運命共同体ですよ。




今日はギャラリーの補修工事があるので、搬入作業のみでお開きとなりました。
あっ、企画メンバーはやることいっぱいあるのでまだ残りますよ☆ハハハ…

みんな来てね☆




ーーーーーーーー

搬入前日!

遂に!

ついに!!

TSUINI!!!!






ついに、明日は搬入です…。。。

ああもう、どうしましょう。なんか色々終わってないし、もっと作家さんの進行状況も把握したかったし、始まる前から増田は大反省モードです。



しかしもう、始まってしまったら前に進むしかありませんね!!
泣いてもわめいても、展覧会が始まることに変わりありません!



作家さんも、泣いてもわめいても明日が搬入です。絵の具が乾いてない…とか、ちょっと困ります。




今から1週間が勝負です。一番辛いときでもあり、楽しいときでもあると思います。精一杯良い展覧会に出来るよう、尽力したいと思います!!

というわけで、みなさん、もう一度告知ですよ!



「Colors of KCUA2011-芸術学研究室による総合選抜展−」
期間:2011年8月13日(土)〜21日(日)月曜休館
開館時間:11:00〜19:00(入館は18:45まで) 入場無料
会場:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
出展作家:奥村りな、角田広輔、國政聡志、谷川美音、谷中佑輔、土居直樹、西村知子、西山寛、野原万里絵、服部しほり、本城貴由樹、宮下由利江、村田香穂理、山西杏奈


普段何やってるのか分からない芸術学研究室の学生が、四苦八苦しながら1年以上かけて作った展覧会です。芸研の企画ということで、企画メンバーの研究分野とも絡めて「今、社会に問いたい」という作家を選抜しました。
皆様、どうぞお越し下さい!





ーーーーーー

キャプションを作るよ

こんにちは、高井です。

今日はキャプションを作ります。
目指せオサレでシンプルなキャプション。
当日はカッティングシートで作家さんの名前を張り、
あと作品名やサイズをキャプションで掲示する予定です。

最近、名前のカッティングシートは低めに張るのが流行なんでしょうか?
ギャラリーや小規模展覧会で目線より低く張られているものをよく目にします。
でも今回は上かな?なんて思ったり。どうしよう。当日会場や作家さんと相談ですね。


では頑張ります。学校涼しい…!


高井でした。

座談会チラシ制作記

こんにちは!高井です。
いよいよ会期が近づいてきました!
そしてそして、座談会のチラシが出来ました!!
参加して下さる作家さんの詳細なども書いてありますので、
見つけたら手に取ってみて下さい。

ではでは。

NEW WORLD MONKEY モロル!


本展覧会のオープニングイベント【8月13日(土)18:00〜】にて
「NEW WORLD MONKEY モロル」さんのライブを開催することが決定いたしました!
同日16時からのアーティストトークイベントと合わせて是非お越し下さいませ。
当日は簡単ではございますが飲み物等を用意してお待ちしております。

以上企画メンバー高井でした。


↓モロルさんのHPです!
http://homepage3.nifty.com/nwm/menu.html

アトリエ訪問Vol.7(校外編)

今は昔、7月16日。暑い昼下がりのこと。
「Colors of KCUA2011」企画メンバーの増田は、山科某所へ向けてJRに乗っておりました。


実はその日、山科にある蓮華荘という場所で、京芸OG達のオープンアトリエが開催されていたのです!その中には、カラーズ出展作家の村田さんも。
これはチャンス。近況を覗きにいかなくては。


JRを降り、歩くこと約15分。



行ってみると、アトリエは本当にただの民家だった。

友達の家にお邪魔してるみたいな感じ。そんな民家の中で、今年のART大阪出展作家も制作してたりするというのだから驚き。



玄関をあがると、やはり至ってフツーのお家の間取りという感じ。そこに色んな作品が展示されています。ちょっと奥まで入ると、村田さんの作品がありました!


描きかけ感満載です。
オープンアトリエというだけあって、臨場感ありますね。


こちらは「トーキョーワンダーウォールちゃん」という、村田さんの創作キャラクターです。この子たちは、「トーキョーワンダーウォール」という展覧会を、村田さんの強固かつ愛情溢れる妄想で、擬人化させたものなのです。服や髪型など、発想の根源は全て「トーキョーワンダーウォール」という語幹だけでブルームさせたデリュージョンなのだとか。


す、スゴい妄想力です。私は「カラーズちゃん」とだけ言われても、こんな美少女キャラが想像(創造)できるかどうか…。



しかも村田さんは、その溢れる妄想力で、今回「あくあちゃん」を創ってくれるのです!勿論、京都市立芸術大学サテライトギャラリー@KCUAの擬人化キャラのことですよっ!!




つまり、我ら京芸生の女ネ申たりうる存在です。
そのお姿、実際のカラーズ展でしかと拝むべし!



拝むべしついでにこっちも拝むべし。


我ら企画メンバーのアイドル、ナースミックミク…ならぬ、村田氏である!
カメラを向ければすかさずポーズし視線を下さる羽振りの良さ。そして可愛い。癒された。





なんと裏情報によると、カラーズのオープン日に来ると我らのアイドル↑に会えるかもとのこと。
「Colors of KCUA2011」のオープンは8月13日、アーティストトークは16時から。モチロンどなたでも参加可能です。


アイドルに会いたいという不純で純粋な動機でも一向に構いません。是非13日はカラーズのオープニングへお越し下さい☆




ーーーーーーーーー

アトリエ訪問Vol.6

こんにちは。「Colors of KCUA2011」企画メンバーの増田です。
M2なのでそろそろ卒論に取りかからなくてはいけないのですが、今はこの展覧会で頭がいっぱいなので卒業論文は11月から始めようそうしよう
どうぞよろしく☆



お次は日本画の服部さんのアトリエです。
服部さんは、描かれている主題も人物もさることながら、その独特な線が印象的な日本画を描いています。
一回見た人は、まず忘れないでしょう。

カラーズの展示では、1Fの大きな部屋の中央部分に展示予定です。




さてそれではアトリエ侵入!!


……
…と、意気込んだは良かったのですが。


正直ちょっと緊張しました。今までのアトリエの中でも、特に張りつめた空気が流れていました…。他の日本画の学生さん達も、真剣なまなざしで筆をとっておられたのです。足音一つにも気を使う、そんな良い緊張感の張りつめたアトリエです。



細心の注意を払って服部さんのスペースへ。



これが服部さんの画材などなど。岩絵具がきちんと整理されています。やっぱものをつくる人は、こうでないといけませんね。
「気持ちの良い空間でしか、気持ちの良いものは生まれない。ー深澤 直人」 と、勝手に自戒の念に苛まれるメンバー。




さて、肝心の作品の方なのですが、服部さんは現在、間近に迫った「日本画前期展」の準備で大忙し。制作スペースにはそれ用の作品が置かれていました。



しかし、そこはきちんとしている服部さん。カラーズ展の出品作品もきちんと手をつけ始めていたようで、お見せ頂けました!
壁に立てかけられた、服部さんよりも大きいパネルを、2人がかりでよいこらせ。。



出ました!最新作です!


彼女らしい強弱のはっきりした線が、画面上で踊っています。まだまだ途中というか描き始めたばっかりですが、色が塗られた状態を想像するとワクワクします。同時に、色が乗ると雰囲気もガラッと変わるので、下書きの状態が今しか見られないことがちょっと残念でもあります。
目で線を追うと、墨が溜まっている部分や擦れている部分、走っているところや縮れたようなところがあって、下書きの状態でも十分楽しい作品です。



構図を全部お見せするのは気が早いので、一部をチラッと。



最後に、服部さんが参考にしている画家についてお話を伺いました。
画集を見せて頂きましたが、一作品ごとに作風がガラッと変わる、不思議な画家さんです。たまに服部さんっぽい線の絵もありました。



「この人見てると、もっと勉強しなきゃと思うんです」と、服部さん。



私たちからすると服部さんの線は十分スゴいんですが、さすがの向上心です。さらなる高みを目指すべく、カラーズ展を踏み台にしちゃって下さいね!




ーーーーーーーー